8月31日は、や(8)さい(31)の語呂から野菜の日とされています。
1983年(昭和58年)に全国青果物商業協同組合連合会など9団体が「もっと野菜のことを知ってほしい」「たくさん野菜を食べてほしい」との思いから制定しました。
夏から秋へと移り変わるこの時期は、元気が出る夏野菜からほっこりする秋の味覚まで、あれこれおいしい季節。
そんな野菜の持つパワーを知って、自分や家族の健康づくりに活かしましょう!
野菜、どのくらい食べてる?
1日どのくらいの量の野菜を食べていますか?1日の目標摂取量は知っていますか?意外と把握できていない人も多いですよね。
厚生労働省が推奨する成人の野菜類摂取量の目標は350g。イメージとしてはこのくらいの量です。
しかし実際は多くの世代で摂取量の目標を下回っているのだとか。
1日3食として、1食あたりにすると120g程度としても、朝も昼も夜も野菜をきちんととれている!と言える方はあまり多くないかもしれません。
野菜をたくさん食べるコツ
生野菜で350gをとろうと思うとなかなか難しそう。
しかし野菜は茹でたり炒めたり、加熱することでかさが減り、柔らかく食べやすくなるので調理してからいただくといいですよ。
おすすめはお味噌汁やスープ!葉物や根菜など、割となんでも汁物にしてしまえばおいしくいただけます。
野菜に含まれる水溶性ビタミン(ビタミンB、ビタミンCなど)は水に溶け出してしまいますが、汁ごといただけるお味噌汁やスープなら栄養素も逃さず摂取できます。
近頃ではスーパーやコンビニで売っているお惣菜に“1日の2分の1の野菜がとれる!”なんて書かれているものもあります。
こういった商品も活用し、「今日はどのくらい野菜を食べたかな?」という意識が持てるといいですね。
野菜の“旬”とは?
野菜には盛りの時期というものがあり、それが旬と呼ばれています。
自然の中で育つ野菜はたくさんの栄養素を蓄え、食べごろの季節を迎えて収穫・出荷されるのです。
よく「旬のものを食べるとよい」と聞きますが、それはなぜでしょう。
旬の野菜を摂るメリット
栄養価が高い
旬を迎えて収穫された野菜は、いわばベストコンディション。旬の野菜とそうでない時期の野菜とでは、コンディションにも違いがあるのだとか。
野菜の種類や栄養素にもよりますが、例えばホウレンソウは旬の冬にとれたものに比べ、旬ではない夏にとれたものはビタミンCの含有量に約3倍の差があります。(日本食品標準成分表2020年版(八訂)による)
参考:KAGOME「野菜の栄養価と価格、旬と旬以外の時期でどれくらい違うの?」
その時期の体に必要な栄養素が摂れる
夏が旬のナスやキュウリ、トマトなどは体を冷やす野菜。秋・冬が旬のゴボウやレンコン、ニンジンなどは体を温める野菜。
こんな風に、旬の野菜は体調を整えたり、免疫力を高めたり、季節ごとの体づくりを手助けしてくれるのです。
野菜も人間も、ともに季節感を大事にしていきたいものです。
おいしい
ベストコンディションなのは栄養価だけではありません。
旬の野菜は香りが高く、味も濃く、うまみも豊富な状態なのです。つまり一番おいしいタイミング!
「タケノコが出回ると春を感じる」「新米の季節だね」「冬はやっぱり白菜とネギでお鍋!」なんて会話や気分も相まって、よりいっそう旬のおいしさを感じられることでしょう。
値段が安め
野菜や果物などの農産物は、盛りの時期には収穫量も安定し多く収穫できるので、他の時期より安価で市場に出回ります。
栄養素もおいしさも詰まった野菜を手軽に食べるなら、やはり旬を逃すわけにはいけませんね。
旬のお野菜、こちらがお買い得です!
宅配サービスも便利!
手軽に野菜をたっぷりとるなら
近ごろは年間通してビニールハウスなどで生育可能な野菜も多く、食卓には助かりますが、やはり旬のものは意識してとりたいなと思います。
おいしく栄養価の高い野菜を食べて、身も心も元気に!野菜たっぷりレシピやスムージー、ベジスイーツなんかにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
※各種情報は2022年8月17日時点の情報です。