“メンズコスメ”とは
「コスメ」と聞いてイメージしやすいのは、メイクアップ用の化粧品ではないでしょうか。
しかし実際はメイクだけでなく、スキンケア、ヘアケア用品などもコスメの部類に入ります。
メンズコスメはこれら素肌のメンテナンス用品を指すことが多いです。
近頃では男性向けのコスメ用品が増えており、実際に2021年のメンズコスメ市場は前年比1.8%増の1,463億円となり、同市場規模はこの15年間で約1.4倍に拡大しているそうです。
参考:TPCマーケティングリサーチ
また各カテゴリごとの市場規模を見てみると、
参考:株式会社富士経済調査
ヘアケア・ヘアメイク商品がダントツの規模になっています。
シャンプーやトリートメントなどの毛髪・頭皮ケアから、ワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使う男性がやはり多いようですね。
前年比の伸び率が一番高いのがメンズ整肌料(せいきりょう)。
乾燥肌やテカリ、肌荒れ、毛穴悩みなど肌トラブル解消・肌質改善のために化粧水やクリームを使う男性が増えているようです。
ではなぜメンズコスメの利用者・市場が伸びているのでしょうか。
メンズコスメが注目されている理由
働く男性の身だしなみ
実は10代~20代よりも、30代~40代のビジネスマンが自己投資や身だしなみとしてコスメ・ケア用品を購入する割合が大きいのだとか。
面接や営業における印象アップのため、眉を整えたり肌質をカバーしたり、シンプルながらも外見のケアをしているということですね。
確かに人と接する機会が多く、また購買力もあるビジネスマンであれば、若者よりもコスメ用品を日常に取り入れやすいのかもしれません。
自粛生活での肌の見直し
これまであまり自分の肌と向き合っていなかった男性陣が、在宅勤務中にオンライン会議の画面に映る自分の顔を見て「疲れてる」「老けて見える」と感じて美容ケアをするようになったとも言われています。
こういったコロナ禍の状況が男性の美意識を押し上げ、メンズコスメの購買意欲につながったのですね。
また常時マスクを着用することで起こるようになった肌トラブルやその対処としてスキンケアを積極的に行う男性も増えたようです。
韓国アーティストなどの影響
美容大国の韓国では男性の美意識やコスメ利用はもはや当たり前。
その韓国文化が音楽や映画・ドラマを通して日本へも伝わり、憧れのK-POPアイドルのメイクを真似する人や、男性のメイクへの抵抗感が薄れる人が出てきたのだと考えられます。
SNSでメイクアップ動画をあげる男性インフルエンサーも目にするようになり、メンズコスメへの興味・関心はますます伸びていきそうです。
新規ブランド参入の加速
女性向けアイテムを多くラインナップしていたブランドで男性向けアイテムを取り扱うようになったほか、メンズコスメブランドとして立ち上がったブランドも見受けられるようになりました。
またネットでの情報収集のしやすさに加え、オンラインショッピングでの買いやすさもメンズコスメへの注目に拍車をかけているようですね。
メンズコスメブランド
- ORBIS Mr.(オルビスミスター)
- BULK HOMME(バルクオム)
- NULL(ヌル)
- PROUDMEN(プラウドメン)
- QUATTRO BOTANICO(クワトロボタニコ)
- DHC for MEN(DHCフォーメン)
- CLINIQUE FOR MEN(クリニークフォーメン)
- SHISEIDO MEN(資生堂メン)
- Aēsop(イソップ)
- L’OCCITANE(ロクシタン)
- CLARINS MEN(クラランスメン)
- BOTCHAN(ボッチャン)
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これまで自分のケアに無関心であった人も、乾燥や日焼け、ストレスなどが肌や髪に与える影響を甘く見てはいけませんよ。
服やシューズ、バッグで自分を表現するのと同様に、本質的な見た目ケアとしてメンズコスメを取り入れてみてはいかがでしょうか。